30代不妊治療とお金のリアル

34歳から不妊治療スタート☆現在2年目☆ 子宮頚部高度異形成術後

不妊治療で転院を決めるまで

不妊治療を開始するも、一度も移植まで

辿り着くこともなく、採卵を立て続けに

5回やってきました。

 

本来であれば一度採卵して、受精卵を複数

凍結し、複数回移植する。

そんな流れかと思いますが、とにかく

受精卵ができない。そればかりか成熟卵

が取れる割合もままならない。

 

他の人は「今回も移植の判定が陰性だった」

とか、「卵のグレードが悪い」とか、

「今回もダメだったからまた採卵から」

言ってるのとか見たりするんですが、

からしたらすごく羨ましい悩みw

こっちは半年で5回も採卵してる。

結果が出ないまま、お金だけが消えていく。

ほんと、前進感がなかなかなくて辛い。。

 

でも、前回の採卵で初めてようやく

受精卵をゲットして、一筋、いや点ほどの

光を見ました。

唯一の救いは採卵ごとに成績が後退は

していないということ。

ほんと他の人から見たら微々たる誤差の

ような進歩でしかないけど、悪くはなって

いない。ほんとそこだけ。

 

他人と比較してもしょうがないというのは

分かってます。でも、どうしても情報収集

でネット検索魔になっちゃうと、他人の

進捗状況が目に入らざるを得ない。

調べるときは割とどっぷり浸かって

いろんなものを見ちゃってます。

転院を決めた理由

2回の中刺激周期、2回の完全自然周期を

経て、ふたたび中刺激周期に戻るとき、

「これがダメだったら転院も考えよう」

って決めてました。

 

もともとは転院には否定的で、

「掛かった病院の言うことは聞く」

という方針でどこの病院も通ってます。

 

だから、先生がたくさんいる医院で

いろんなことを言う先生がいても

とりあえず医院の方針に従って、

その医院が確立しているだろう方法で

試行錯誤しながら治療してもらう。

ちょっとくらい先生に嫌なこと言われ

たり、嫌な気持ちになったり、

流れ作業で冷たい対応をされたり、、

そんなことで自分の治療経緯データの

蓄積された病院を変えるは勿体ない

と思ってるんです。

 

ただ、言われる通りやってみたけど、

結果が伴わない。

 

これが他の病気であればまた話は

違うのかもしれません。

でも、不妊治療の分野というのは、

美容整形の分野とかと似てると

思ってます。要は自由診療かどうか。

同じ不妊治療専門病院のくくりでも、

病院毎に方針や治療方法(薬含む)

が全然違います。

それは他の診療科と比較しても

その幅は大きいのではないか

と思います。

 

やり方も薬も違えば、自分の身体に

合う、合わない、というのは必ず

あっておかしくない。

 

一度他の病院の目からも自分の

状態を診てもらいたい。

いわゆるセカンドオピニオン

 

そんな思いから私は転院を決意

しました。妊活開始から1年8か月

経過した頃のことです。

 

転院先の決め方

もともと通っていたS医院は、

子宮頚部高度異形成で手術した

際に、そこの婦人科の先生

から聞いていた病院でした。

その時教えてもらったもう一つ

の病院がKクリニック。

 

どちらも同じような立地に

あって通いやすそうだったので

どちらでもよかったのですが、

Kクリニックは体外受精以上の

治療からしか受け付けておらず、

不妊治療初めたてほやほや

だった私はそこまでの決意が

なかったのでS医院に決めて

いたのです。

 

となると、今となっては顕微授精

での治療をしている私ですから、

Kクリニックが最有力候補に。

 

せっかく転院ということで、

通えそうな範囲内でのクリニック

を他にも探してみました。

 

そして次に候補にしたのが

有名なRクリニック。

知名度も治療費も高くて有名。

ここに目を付けたのは、

やはり治療実績が多いこと、

そして多嚢胞性卵巣症候群

関する治療方法がHPで書かれて

いたことです。

 

治療方針は二者で異なっており、

Kクリニックはできるだけ自然に

Rクリニックは高刺激で、

というもの。

両方のセミナー動画を見てみました。

(コロナですべてWEB開催でした)

どちらが合うのかはわからないけど、

体に優しくて上手くいくなら

その方がいい。。

この期に及んでそこを気にする

のかはちょっと心が弱い感じが

しますが、Rクリニックについて

他にも気になる点があって。

その難点としてやはり治療費が高い

こと、自宅からの距離が少し

離れるということが引っ掛かり…

 

結局おすすめしてもらった

Kクリニックに決めました。

 

もしKクリニックでうまくいかなければ

Rクリニックへ転院も視野に入れてます。

 

次回からは転院先でのチャレンジです♪

【不妊治療】体外受精3回目〈完全自然周期断念〉

不妊治療開始し、体外受精に踏み切った私。

体外受精に向けて刺激周期で採卵2回、

完全自然周期で採卵2回チャレンジ

しましたが、前半戦はとにかく未熟卵が多い。

成熟卵がなかなか取れず、受精卵ができない。

後半戦に至っては採卵数ゼロというかなり

厳しい状況です。

今回は、完全自然周期から刺激周期に戻して

もう一度採卵に臨むことを決意。

妊活開始から1年7か月経過の頃のお話。

 

今回の方針

これまでの刺激周期での採卵は、新鮮胚移植

を前提として薬剤投与されてきました。

しかし成績がすこぶる悪いため、今回は

全卵凍結前提での卵巣刺激をすることに!

新鮮胚移植より凍結胚移植の方が移植結果が

若干良いという話もあって、そんな悪いこと

ではないらしいけど、最初の頃は

「一刻も早く妊娠したい!」と思ってたので、

移植が翌周期になることすら「待てない!」

って思ってました^^;

 

今回はとにかくしっかり刺激して、

排卵促進してから時間を長めに空けてから

採卵することになりました。

 

今回の通院回数と薬剤

D2、D9、D12に通院して、D14で採卵。

卵胞は14個くらい見えてました。

 

クロミッド10錠(今回から変更)

・ゴナールエフ5回(自己注射)

・フォリルモン300を1回

・オビドレル2本(前回より増量)

 

こんな感じで今回はかなり刺激している様子。

前回の刺激周期ではレトロゾールを使用して

いましたが、今回はクロミッドに変更。

レトロゾールに比べると子宮内膜を厚くしない

作用があるらしく、これを使ったときは

全卵凍結になるらしい。

 

自己注射は慣れたけど、それでも毎回

忘れないようにケータイでアラームかけて、

冷蔵庫管理してる注射を出してきて、刺す。

なんだか人体実験みたいでむなしくなります;

 

で、今回のD2のときに、初めて私、

多嚢胞性卵巣だって言われたんです。

ここの医院には11か月、5周期通っていて、

これまでそんなこと言われたことなかったのに、

いきなり内診の後、血液検査の結果を渡され

そう言われました。

血液検査でE2の値が低かったんですよね。

で、その項目については

「多嚢胞だから気にしなくていいです。」

って言われて、

「え?(待って待って!)

 多嚢胞性卵巣ってやつですか?」

と思わず動揺。先生はすかさず

「多嚢胞性卵巣ですよ。」

と当然とばかりに仰る。

 

・・・・初めて聞いたんですけど。

 

私はたぶん「多嚢胞性卵巣症候群」ではない

けど、その「気」があって、

「多嚢胞性卵巣」ではある、という

理解をしているのですが、

不妊の原因になりそうなキーワードだから、

そうならもっと初期に聞かされたかった。

まあ聞いたところで、特に手術が必要とか

じゃないし、できることはないんだけど、

(ちなみに私はやせ型でダイエットは不要)

それでも手がかりは知っておきたい

という思いがあります。

これを聞いて多嚢胞性卵巣に注目して

治療方法とかネット検索しました。

根本的な解決にはならないけど、

自分の身体の状況は把握しておきたい

と思うのは普通かなと思います。

 

 採卵結果は?

たまごちゃんは11個取れました。

うち変性卵2個というのは以前より多め。

そして問題の成熟卵ですが、4個ありました!

低レベルな話ですが、1回目は2個、

2回目は3個、で、今回は最高の4個でした。

ひとまず前回より悪くない結果に一安心。

あいかわらず残り5個は超未熟卵。

次の日になったら成熟卵になるかも

っていう期待の持てる未熟卵ではなく、

完全な未熟卵ということらしいです。

 

受精結果

今回は決意固く顕微授精でおねがいしました。

結果は、初めての受精確認!

私のたまごもちゃんと受精卵になれるんだ!

という喜びがありました。

普通はこんなところで喜ばないんでしょうけど。

でも、受精したのは4個のうち1個だけ。

受精しなかった卵が1個、異常受精?格の分裂

異常?が2個ということ。

顕微授精でもこの確率、というのはかなり低い

なと思いました。

 

いざ凍結

卵をどの時点まで育ったものを凍結するか。

6細胞期胚なのか、胚盤胞なのか。

もちろん胚盤胞の方が妊娠率が高くて、

それでも50%くらいとのことでした。

初期胚なら妊娠率25%だけど、移植までは

辿り着ける可能性は高い。

でも外で培養して胚盤胞になれない卵だったら、

初期胚で移植しても体内でもそれ以上育たない

というのがこの時の先生の意見。

いや培養するより体内の方が環境が良いから

初期胚にも可能性がある!っていう意見や、

胚盤胞移植で全然ダメなのに初期胚移植

すぐ妊娠したっていう話まで、色々あるみたい

ですが、とにかくこの時は目の前の先生の話を

信じました。

 

要は、その卵がもともと妊娠できる力を持った

良い卵であるかどうかにかかっている、

というもの。

 

例えば初期胚で移植して妊娠しなかった場合、

その原因が、そもそもその卵が胚盤胞まで

育たない卵だったのか、良い卵だったけど

うまく妊娠しなかったのかがわからないんだ

という話でした。

 

だから、今回一つしかない大事な卵を、

胚盤胞まで育ててもらって移植することに

していました。

 

でも、残念ながら胚盤胞になるべき培養5日目

に、まだ7分割のまま卵の成長は止まって

しまいました。

 

夫は受精卵の確認ができてすごく喜んで

ました。私は嬉しかったけど、この先の道のり

の長さを知ってるから表には出しませんでした。

だって、また傷つくのが怖いから。

そういうところに感覚のギャップはあるけど、

深刻に真面目に考えすぎる私だから、

ちょっとくらい能天気に喜ぶ人が近くにいて

くれるのは良いことなのかもしれないです。

 

次回の方針

こうして採卵後、初めて受精卵を手に入れた

私でしたが、凍結まで至らず今回も頓挫。

一応次の手を効いてみました。

 

案1:排卵促進の注射をしてから採卵迄の

時間を通常35時間取るそうですが、

私は今回36時間取りました。

まだ未熟卵が多いため、さらに1時間

時間を空けるという方法。

 

案2:自己注射ではなく、通院して自己注射

できない薬剤をうつ。薬を変えてみる、

という方法。

 

この2案を提案していただきました。

ですが、依然未熟卵の割合が高く、

革新的な突破方法も見いだせない感じがあり、

ついにこのあと私は転院を決意しました。

【不妊治療】完全自然周期は有効なのか?2回目も採卵ゼロ

刺激周期で採卵するも成熟卵の割合が

低く未熟卵がゴロゴロ取れちゃう私。

そこで新たに完全自然周期法をお試し。

完全自然周期1回目は採卵できず、

即終了でした。

取れないことには「完全自然周期法」

の良し悪しもわからないと思い、

すぐに翌周期2回目を決意。

妊活開始から1年半経過後のお話。

通院回数と薬剤

D12に通院したところ、良いタイミング!

とのことで、D14に採卵決定。

効率よく採卵日まで辿り着けました。

 

使用したのは

・オビドレル:1本(排卵抑制)

点鼻薬  :左右2回ずつ

 

前回の完全自然周期のとき

採卵できなかった原因として、

排卵を促す薬が上手く効いて

いなかったんじゃないか?

という可能性がありました。

なので今回は排卵に関する

薬剤を前回よりも多めに設定。

さてこれでどうでしょう。

 

採卵結果

だめでした。

前回と同じく採卵できず。

卵子を回収できたときに鳴る

あの電子音は今回も聞けず。

卵胞の中の液を吸ったり

出したりしながらしばらく

手術台におりましたが。

 

もう今回は私、採卵されながら

「無いですね。」って言葉が

漏れてしまいました。

「今探してますからね。」

って言ってくださるんですけど、

結局手ごたえのない空気感の中、

「お疲れさまでしたー。」

と採卵終了。

 

採卵後の結果通告

案の定、結果が変わるわけもなく、

採卵数はゼロ。

卵胞はあったから排卵してしまったの

ではないとのこと。

そして、卵子の周りに付着しているモノ

は採取できたそうだが、肝心の卵子本体

がなかったと。

状態が悪くて育たなかったのか、

誘発剤が効かなかったのか(また?)、

その他の理由なのか・・・

いずれにせよ原因不明。

 

完全自然周期法は有効か?

今回の女医さんは数値異常はないから

毎月排卵しているはずとおっしゃる。

 

そしてここで新事実を告げられる。

「採卵で卵子が取れないこともよく

あります。だいたい取れるのは8割くらい。

採卵できたらラッキーって感じ。

完全自然周期で移植まで持っていけるのは

3割くらい。」と(!)

 

え、3割?低くない?

 

最初に完全自然周期法を勧められたときは、

未熟卵が多すぎる私に対して

「毎月生理があって排卵しているんだから、

その成熟卵を採った方が良いかもね。」

「刺激周期で育てても上手く育たないから、

毎月排卵してる卵子を採っちゃった方が

効率がいいんじゃない?

費用も安くなるし。」くらいの感じで

言われたと受け止めてたんです。

だから完全自然周期でやれば一つしか

卵子取れないけど、それでも成熟卵が

取れて顕微授精すれば受精卵ができるん

じゃないか、と思ってました。

 

でも、今回の先生のお話だと、なんだか

すごく効率の悪いことをしているように

思えてきて。

年に12回しか排卵がないのに。

結果論だけど、これならタイミング法で

頑張ってた方がまだ可能性あったのでは?

と思ってしまいました。

 

そんな確率でしか採卵できなくて移植でき

ないなら、刺激周期で未熟卵が多いにして

も成熟卵がゼロじゃないんだから、

完全自然周期よりは刺激周期の方が

まだ可能性あるんじゃないかと思いました。

数字上の確率の話ですが。

 

私のようなケースで刺激周期から

完全自然周期に移行(逆戻り?)する人

っているんでしょうか。

なんだか無駄な寄り道をしたような気分に、

どうしてもなってしまいました。

 

今後の方針

ここで医師への質問タイム

Q.1 完全自然周期で採卵できないことと

刺激周期で未熟卵が多いことの因果関係は?

A.1 わからない。可能性が無いとも

言えないが、何とも言えない。

 

Q.2 今後どうしたらいいですか?

A.2 これまでの経過を診てないから

何とも言えないが、、いつも診てもらってる

先生に相談してみてください。

 

――これは困ります。

この医院は医者が何人も在籍していて、

予約時に指名できたりもするのですが、

当日にその医者が出勤でないケースも

もちろんあります。

同じ医院に通ってて、データもあるのに

過去の経緯がわからないって言われても

困ります(;_;)

指名をしていたことが多かった医者は

当日欠勤。てことは、また改めて診察代

払って来院しろってことなの?

ここで食い下がりました。

 

Q.3 何か案をください。

A.3 いろんな方法を試すのが良い。

過去使用した排卵抑制の薬剤オビドレル。

これは比較的「不安定」で弱い薬だそう。

新鮮胚移植のためには、その周期に移植

できるようにするため、体に負担をかけない

ことも大事になってくる。だから弱い薬が

良いらしい。一方で、強い薬にすれば、

身体への負担は増えるが、卵子をギリギリ

まで大きく育ててから採卵できる。

でもその場合は全卵凍結で移植は翌周期。

その方が良いのでは?

 

との意見をいただきました。

粘ったら色々お話してくださいました。

 

医師多数在籍タイプのクリニックは、

引継ぎがうまくなされなかったりする

ところが心配ですが、いろんな先生の

お話を聞くことができるというのが

良い面でも悪い面でもあるなぁと

思います。

 

そういうわけで、話の流れ的に

完全自然周期はやめようと思ったのです。

 2回連続失敗したら3回目やる気は

起きないんです。

それどころか医院に対してもちょっと

不信感。「転院」という言葉もよぎる

ようになってきました。

 

今回の先生が、「薬もいろいろあるから、

どの薬でも上手くいく人もいるけど、

“合う””合わない”はある」と仰ってたん

です。てことは、クリニックのやり方

にも”合う””合わない”があるかなと。

 

次回、生き急ぐように再び刺激周期へ。

 

お会計

今回の完全自然周期法、薬剤は前回より

増えたものの、通院回数は1回少なく、

合計で69,850円でした。

初の完全自然周期は採卵できず。

 体外受精を決意して採卵に挑むも、

受精卵がひとつもできずに終了する

という事態が二度続く。

やり方を変えてみようとのことで、

今回は完全自然周期による採卵、

そして顕微授精で臨むことに。

妊活開始から1年4か月目のお話。

初めての完全自然周期

完全自然周期は、一切卵巣を刺激せず、

月経開始から約12日目に初めて来院し、

自然に育った卵子の状態を見極めて

採卵するというもの。

 

どうなるかはわからないけど、

新しい方法にチャレンジするという

のはちょっと期待が持てたりする。

 

通院回数と薬剤、採卵準備

通院はD12とD15の二日。

血液検査とエコーを見て、

特に問題なしとのこと。

D17で採卵することに。

通院開始まで一切の刺激をしていない

のですが、最終採卵をするために、

排卵を促す点鼻薬は使用しました。

 

採卵結果

今回で3度目の採卵。もう慣れたもんです。

もちろん今回も無麻酔で。

どうせ採れて一つか二つ。

麻酔をかけるまでもないです。

 

採卵中は針で刺される様子を画面で

見ながら、刺される痛みへ備えます。

余裕もありました。

 

そして、卵子取れませんでした

 

採卵する手術室では何も言われないん

ですよね。取れたとか取れなかったとか。

卵胞はちゃんとあって、吸引するんです。

で、私も今回が初めてじゃないから、

採卵の流れはわかってます。

卵胞に針を刺して、卵子ごと液を吸引

するんですが、その時に電子音が

するんです。卵子が入っていないと

その音は鳴らない。

卵子が吸引できていたら鳴るんです。

 

その音が鳴っていない。

 

「あー取れてないなー。。」

って採卵されながら思いました。

ここは冷静でした。

採卵している医師も卵子が取れない

から、卵胞から吸引した卵液をまた

戻したり吸ったりしています。

「え、そんなことして大丈夫なの?」

と思いましたが。

とにかく不発感が部屋中に漂う中、

医師からは白々しく

「お疲れさまでしたー」と言われ、

終了。

 

しばらく休憩させられて、医師面談。

「今回は卵子が取れなかった」

とここでようやく告げられる。

「まあそうでしょうね。」という

顔で聞く私。

 

採卵できなかったのはなぜ?

当然の疑問ですが聞きました。

ケース1

卵胞は過去のものが卵巣に残ることが

あって、それが復活して今回古い卵胞が

そだった可能性がある。

ケース2

卵子は卵胞の中に浮いているのではなく、

卵胞の壁に付いている。

点鼻薬がうまく効かずに壁から剝がれ

なかった可能性がある。

 

こんな話を聞きました。

ただ、医師の反応としては

「まあこういうこともありますよ。」

くらいの感じだったので、

「じゃあしょうがないか。」

と納得することにしました。

 

次回の方針

ということで懲りずにもう一周期

完全自然周期で挑むことに。

完全自然周期で今回やるって決めたのに、

採卵すらできなかったから、

このやり方が良い良くないの判断が

できないって思ったんです。

だからもう一度やっても

いいかなと思ってました。

医師からも特に刺激周期に戻すという

話も出なくて。自然とそういう流れに

なりました。

(今なら速攻刺激周期に戻します。)

 

完全自然周期でやるぞ!って決めた時

は、顕微授精もするって決意したのに、

結局またそこまでも行けず。。

 

お会計

通院は採卵日入れて3回、薬剤なし、

ということで今回は77,000円でした。

これが安く思えてくるから怖い。

家計簿つけてて77,000円使ってる

項目あったら「え!ナニコレ?」て

なりますよ。他で節制してても

一瞬でその努力が吹き飛びます涙。

でもしょうがない。

これからの私の人生で一番若い今

にしかできないことをやって、

掛けられるものは、掛ける。

しかない。

ファイト!

体外受精2回目失敗、受精卵なしのその後。

2回目の体外受精も採卵迄で

終わってしまいました。

7個採卵して成熟卵3個。

うち一つも受精せず。

さてこの後どうするか?

 

困りました。

成熟卵がそもそも少ないのは

やっぱり気になるものの、

受精卵が一つもないというのは

更に気になります。

 

ちなみに、1回目の採卵で成熟卵の

割合が10分の2だったときは、

そこの院長に

「1か月に1人いるかどうかのケース」

って言われました。

レアケースだと。

 

そして成熟卵も精子も見た目上は

悪いところがないのに受精しない。

明らかに卵子精子を出会わせてる

のに受精しない。

でもここで冷めた私は思います。

「これだけお膳立てしても受精しない

んだから、体内でも自然に受精しない

よね。そりゃ妊娠しないわ。」って。

 

すごく困るんですけどね^^;

でも自然妊娠しなかったのって

こういうことかなぁって、

なんとなく思いました。

 

医師への一問一答

とにかく結果は結果として、

何故こういうことになったのか、

今後どうすればよいのか、

気合を入れて相談のため通院。

 

Q.1 今回の結果と自然妊娠しない

ことの因果関係は?

A.1 自然妊娠しないのは未成熟卵が

多いこと、未授精だったことについて

関係はあるかもしれない。

 

Q.2 受精障害か?

A2.受精しにくいというのはあるかも。

 

Q.3 成熟障害か?

A.3 卵子が多いので、未熟卵の分まで

育てようとすると先に大きくなった分が

排卵してしまう。

 

Q.4 卵子の質はどうなのか?

A.4 特に問題なし。未熟が多いのは体質。

 

 

なんだか答えになっているような、

なっていないような。

納得したような、できていないような。

要するに答え、正解のやり方がわからない

んですよね。

 

 今後の方針

完全自然周期で顕微授精をすることに。

ここの院長曰く、普通は排卵される卵子

成熟卵とのこと。

ここまで2回採卵してきたが、薬飲んで

打って育てても、成熟卵の確率が低い。

それであれば手を加えず完全自然周期に

して、自然に排卵される卵子(成熟卵で

あるという前提)を採卵して、

体外受精に持ち込もうという戦法。

そして受精率も低いので顕微授精にして

しまおうというもの。

 

 完全自然周期だと薬もあまり使わないし、

ということは費用も抑えられるし、

「その方が効率が良いと思う」とのこと。

 

基本的には私、医者の指示、方針には

従おうと思ってる。その道のプロなんだ

ろうし、失敗したとしてもデータを重ね

ながらその人の判断で次の戦略を練って

くれると思っているから。

 

これまでのところ少しずつやり方を

変えながら試している感じなので、

ひとまず言うとおりにやってみることに

なりました。

体外受精2回目にトライ

一回目の体外受精チャレンジは

あえなく頓挫した私。

へこたれる暇もなく気を取り直し、

再チャレンジを即座に決意。

二回目に挑みました。

 

妊活開始から1年4か月目のこと。

 

今回の方針

前回未成熟卵が多かったので、今回は

「優しくゆっくり育てる」そう。

通常サイクルで採卵するより、ギリギリ迄

卵を育てて引き延ばしてから採卵。

前回成熟卵がたくさん採れていれば、

注射増やして採卵数を10個くらいにしたい

ところだが、私の場合、注射を増やせば

小さい卵が余分に育ってしまうから

そうはせずに4個くらいを目指すとのこと。

 

大まかな方針には納得して進めました。

 

採卵までの通院回数

3回通院して、4回目に採卵しました。

前回と同じでした。

 

 D4:血液検査、超音波検査

 D10:血液検査、超音波検査

   育ってる卵胞が7個くらい見える

 D12:血液検査、超音波検査、注射

   育ってる卵胞10個くらい

 D15:採卵

 

スケジュール感は前回と同じですが、

初回の受診が前回D2に対して今回はD4。

ということで、刺激開始が若干遅め。

多嚢胞卵巣気味の私にとってこのことは

良かったのかもしれないと、今回見直して

みて不妊治療2年生の私は思っています。

 

これは私が色々な先生から話を聞いた上で

個人的に腑に落ちている意見ですが・・・

多嚢胞卵巣だともともと卵が多い。

すると刺激をすれば本来育つべきでない

卵までどんどん増えちゃう。

正常な卵巣と比べて増えすぎちゃって、

薬が全部の卵に行きわたらず効果が薄い。

だから、ある程度自分の力で大きくなって

きている卵胞に対して刺激をする方が良い。

つまり月経開始日からある程度時間が

経ってからの刺激が効果的ではないか、

という話です。

 

真偽のほどはわかりません。

これに限らず、不妊治療はわからないことが

あまりにも多すぎます。

科学的に解明れてもいないことも多いし、

自分自身の知識が足りないこともあるし。

情報にはいつも振り回されっぱなしです。

でも知識がないと質問もできないし、自分の

方針について考えることもできない。

だから少しでも情報を掴もうとネット検索魔

になって落ち込む。この繰り返しですw

 

とにかく、前回はゴナールを

D3,5,7,8,9に打ちました。

今回は

D5,7,9でした。

 

ちょっとだけ遅めスタートです。

 

 

採卵までに使用した薬剤

・レトロゾール

  8錠

・ゴナールペン

  自宅で自己注射3回

・オビドレル

  自己注射

・フェリング

  筋肉注射みたいな痛み

・ガニレスト

・ブセレリン

  初めての点鼻薬

  点鼻薬の容器ってちょっと不潔w

 

採卵

今回も無麻酔。

前回かなりしんどかったけど、

でも今回は卵胞の数も少ないし、

前回のに耐えられたからもう

怖いもんなしでしょ!と思って。

可愛い看護師さんに座薬だけ処置して

もらって(屈辱)、臨みました。

 

採卵結果

採卵数7個!

前回10個だったのですが、

今回の方針通り減りました。

 さて、大事なのはその内訳…

 

成熟卵 :3個

未成熟卵:4個

変性卵 :0個

 

前回成熟卵2個だったので、

一つ増えました^^;

成熟卵の割合は、

前回20%

今回42.8%

 

分母が少なすぎてデータとしては

頼りないですが、これまでの結果です。

 

受精結果通知

そして翌日。緊張の通知。

前回同様メール受信でした。

でも前回と違ってメール開くのを

すごく躊躇してしまいました。

 ショックを受ける準備というか、

身構えて、覚悟して、やっとの

思いで開く感じ。

  

そしてメール開封

 

 

現時点で受精の確認が取れていません

 

 

またも失敗。翌日にも受精確認できず。

卵子の状態としては、

異常受精1個

受精なし2個

でした。

 

受精卵がない。

それは妊娠のスタート地点にも

立たせてもらえない気持ちでした。

受精卵があって、子宮に着床して、

その後もいくつも壁があって、

赤ちゃんになって世に出てこられる

までにたくさんのステップがあるのに、

私はこんなところで止まって

しまっている。。

あまりにもゴールが遠い。

現実を突きつけられて辛かった。

 

 

初めての体外受精、未熟卵が多すぎる

不妊検査を終え、タイミング法を経て

人工授精をすっ飛ばして体外受精

踏み切る決意をした私。

 

妊活開始から1年2か月経過。

第一回体外受精にトライしました。

その結果、撃沈したのですが、

とりあえずまとめてみます。

 

採卵までの通院回数

3回通院して、4回目に採卵しました。

 D2:血液検査、超音波検査

 D8:血液検査、超音波検査

   育ってる卵胞が9個くらい見える

 D10:血液検査、超音波検査、注射

   育ってる卵胞11個くらい

 D13:採卵

 

採卵までに使用した薬剤

・レトロゾール

  8錠

・ゴナールペン

  自宅で自己注射5回、高級品!

・オビドレル

  自己注射、針長くて怖い;

・フェリング

  筋肉注射みたいな痛み

初めての採卵

採卵日はノーメイクで。

ここの医院はとにかく設備が綺麗で

お金かかってる感じだったんですが、

採卵フロアは初潜入。

受付のお姉さんがいて、控室に案内

してくれます。控室は完全個室。

自分の苗字が個室入り口に貼り付け

てあってびっくり!

これ毎回張り替えてるんだ!

なんという手間wと思う余裕は

ありました。

 

今回、無麻酔での採卵を希望。

麻酔にお金がかかるのと、あんまり

麻酔を頻繁に使いたくないこと、

手術中に何されているか見たいw

と思ったことが理由でした。

 

手術室まで歩いていくと、

手術室というより広めの部屋で、

思っていたより明るかったのが

印象に残ってます。

 

さて手術開始。

まず痛み止めの座薬を看護師の

お姉さん入れてもらうんですが、

これがすごく恥ずかしかった><

そんなこと気にしてないと思い

ますが、なんかやっぱり抵抗感。

 

洗浄の後、いよいよ採卵スタート。

モニターで針が卵胞に刺さるところ

を自分でも確認できます。

卵胞の位置によって、針を刺す角度

とか場所を変えていくんですが、

厚い壁?を刺すときはやっぱり

痛かった。そして前回確認時は卵胞

10個くらいかなーって感じだった

ので麻酔するか選ばせてもらった

んですが、結果的には卵胞16個くらい

刺しました。先生に採卵後、

「前回エコーで卵胞が10個くらいって

聞いていたから、今日見てびっくり

した」って言われました。

「これだけ採るなら普通麻酔します。」

って。いや遅いよ!w

 

まぁ我慢できないほどじゃないんだ

けど、コロナ渦でマスク必須だった

んです。それに採卵日当日は無飲食

と言われていて身体がカラカラ。

その状態で痛みに耐えるのと緊張で

終わったら結構な汗をかいて、

呼吸も途中荒かったので軽く酸欠状態。

結構ふらふらで控室まで帰りました;

この時の採卵が一番きつかったです。

ほんと控室戻って30分くらい寝てた。

でもこの日の滞在時間は全部で

2時間くらいだったからスムーズでした。

 

採卵結果

採卵数10個!

割と多い方だと思いました。通院してた

クリニックは低刺激を自称されてます。

ただ、別のクリニック曰く、

「あそこの医院は高刺激じゃないけど

決して低刺激じゃない。中刺激くらい。」

とのこと。でもそこまで刺激なくても

採卵数としては満足かなと思いました。

 

 

採卵した先生は「10個取れてるから

今までの経験的に全滅(受精卵なし)

ってことはないと思います!」

と元気よく言ってくださって。

精子の状態も良好☆だったので、

次の来院予定とかの説明を聞いて、

私は何の疑いもなくひと仕事終えたー!

って感じで帰りました♪・・・

 

受精結果通知

採卵の翌日、メールで受精結果の確認

でした。「あ、来た来た!」と思って

メールを開きますが、

 

現時点で受精の確認が取れていません

 

との文字。もう目の前真っ暗ですよね。

「え?そんな話じゃなかったけど。

卵も採れたし、精子にも異常なかった

よね?なんか悪い要素あったっけ…」

そして次の日、再度メール。

培養を継続できる胚の確認なし

培養を中止し、次回予約も

キャンセルします

と無情な文字が並んでいます。

すっごく落ち込みましたね。

10個も卵とれて、他の検査で何も

悪いところもなくて。採卵後も先生が

前向きな話してくれたし。

医者もたぶん「絶対大丈夫!」とか

って普通言わないと思うんですよね。

それでも期待感のある発言があったの

は、よっぽど大丈夫だと思ったから

だと思うんです。

 

それでだめってことは・・・涙。

 

とにかく電話やメールじゃ何も教えて

くれないのですぐに結果を聞くために

病院を予約。

 

 

すると理由が分かりました。

採卵数のうち8つが未成熟卵、成熟卵は

2つしかなかったんです

未成熟卵は1日くらい培養すれば成熟卵

になれるものもあるそうなんですが、

今回の成熟卵は2つどまり。

そして、成熟卵も一つは受精せず、

もう一つは異常受精でした。

 

2分の0っていうのも良くない結果ですが、

10分の0だと思っていた私はちょっと

ホッとしました。

2個しかなかったのが今回たまたま受精

しなかったんだ~くらいに思うことが

できて、ちょっと正気を取り戻しました。

 

ただ、結果を聞きに行って先生からは

「1か月に1人いるかいないかくらい」の

レアケースだと言われました。

かといって何か問題があるかというと

わからないとのこと。

「まあこういうこともありますよ。」

って感じだったので、そこまで気にしない

ことにして、再チャレンジすることに。

 

こうして私の初めての体外受精は、

体外で受精することはなく、もちろん

その後の肺移植までも辿り着けず、

道半ばで幕を閉じることとなりました。

 

お会計

採卵迄の通院から採卵当日、結果聞くのに

面談した分もぜーんぶ合わせて、

今周期は397,100円でした。

やっぱり結構かかりますねw

これで移植までしてないんですもんね。

ぞっとしちゃいます。