30代不妊治療とお金のリアル

34歳から不妊治療スタート☆現在2年目☆ 子宮頚部高度異形成術後

【不妊治療】体外受精3回目〈完全自然周期断念〉

不妊治療開始し、体外受精に踏み切った私。

体外受精に向けて刺激周期で採卵2回、

完全自然周期で採卵2回チャレンジ

しましたが、前半戦はとにかく未熟卵が多い。

成熟卵がなかなか取れず、受精卵ができない。

後半戦に至っては採卵数ゼロというかなり

厳しい状況です。

今回は、完全自然周期から刺激周期に戻して

もう一度採卵に臨むことを決意。

妊活開始から1年7か月経過の頃のお話。

 

今回の方針

これまでの刺激周期での採卵は、新鮮胚移植

を前提として薬剤投与されてきました。

しかし成績がすこぶる悪いため、今回は

全卵凍結前提での卵巣刺激をすることに!

新鮮胚移植より凍結胚移植の方が移植結果が

若干良いという話もあって、そんな悪いこと

ではないらしいけど、最初の頃は

「一刻も早く妊娠したい!」と思ってたので、

移植が翌周期になることすら「待てない!」

って思ってました^^;

 

今回はとにかくしっかり刺激して、

排卵促進してから時間を長めに空けてから

採卵することになりました。

 

今回の通院回数と薬剤

D2、D9、D12に通院して、D14で採卵。

卵胞は14個くらい見えてました。

 

クロミッド10錠(今回から変更)

・ゴナールエフ5回(自己注射)

・フォリルモン300を1回

・オビドレル2本(前回より増量)

 

こんな感じで今回はかなり刺激している様子。

前回の刺激周期ではレトロゾールを使用して

いましたが、今回はクロミッドに変更。

レトロゾールに比べると子宮内膜を厚くしない

作用があるらしく、これを使ったときは

全卵凍結になるらしい。

 

自己注射は慣れたけど、それでも毎回

忘れないようにケータイでアラームかけて、

冷蔵庫管理してる注射を出してきて、刺す。

なんだか人体実験みたいでむなしくなります;

 

で、今回のD2のときに、初めて私、

多嚢胞性卵巣だって言われたんです。

ここの医院には11か月、5周期通っていて、

これまでそんなこと言われたことなかったのに、

いきなり内診の後、血液検査の結果を渡され

そう言われました。

血液検査でE2の値が低かったんですよね。

で、その項目については

「多嚢胞だから気にしなくていいです。」

って言われて、

「え?(待って待って!)

 多嚢胞性卵巣ってやつですか?」

と思わず動揺。先生はすかさず

「多嚢胞性卵巣ですよ。」

と当然とばかりに仰る。

 

・・・・初めて聞いたんですけど。

 

私はたぶん「多嚢胞性卵巣症候群」ではない

けど、その「気」があって、

「多嚢胞性卵巣」ではある、という

理解をしているのですが、

不妊の原因になりそうなキーワードだから、

そうならもっと初期に聞かされたかった。

まあ聞いたところで、特に手術が必要とか

じゃないし、できることはないんだけど、

(ちなみに私はやせ型でダイエットは不要)

それでも手がかりは知っておきたい

という思いがあります。

これを聞いて多嚢胞性卵巣に注目して

治療方法とかネット検索しました。

根本的な解決にはならないけど、

自分の身体の状況は把握しておきたい

と思うのは普通かなと思います。

 

 採卵結果は?

たまごちゃんは11個取れました。

うち変性卵2個というのは以前より多め。

そして問題の成熟卵ですが、4個ありました!

低レベルな話ですが、1回目は2個、

2回目は3個、で、今回は最高の4個でした。

ひとまず前回より悪くない結果に一安心。

あいかわらず残り5個は超未熟卵。

次の日になったら成熟卵になるかも

っていう期待の持てる未熟卵ではなく、

完全な未熟卵ということらしいです。

 

受精結果

今回は決意固く顕微授精でおねがいしました。

結果は、初めての受精確認!

私のたまごもちゃんと受精卵になれるんだ!

という喜びがありました。

普通はこんなところで喜ばないんでしょうけど。

でも、受精したのは4個のうち1個だけ。

受精しなかった卵が1個、異常受精?格の分裂

異常?が2個ということ。

顕微授精でもこの確率、というのはかなり低い

なと思いました。

 

いざ凍結

卵をどの時点まで育ったものを凍結するか。

6細胞期胚なのか、胚盤胞なのか。

もちろん胚盤胞の方が妊娠率が高くて、

それでも50%くらいとのことでした。

初期胚なら妊娠率25%だけど、移植までは

辿り着ける可能性は高い。

でも外で培養して胚盤胞になれない卵だったら、

初期胚で移植しても体内でもそれ以上育たない

というのがこの時の先生の意見。

いや培養するより体内の方が環境が良いから

初期胚にも可能性がある!っていう意見や、

胚盤胞移植で全然ダメなのに初期胚移植

すぐ妊娠したっていう話まで、色々あるみたい

ですが、とにかくこの時は目の前の先生の話を

信じました。

 

要は、その卵がもともと妊娠できる力を持った

良い卵であるかどうかにかかっている、

というもの。

 

例えば初期胚で移植して妊娠しなかった場合、

その原因が、そもそもその卵が胚盤胞まで

育たない卵だったのか、良い卵だったけど

うまく妊娠しなかったのかがわからないんだ

という話でした。

 

だから、今回一つしかない大事な卵を、

胚盤胞まで育ててもらって移植することに

していました。

 

でも、残念ながら胚盤胞になるべき培養5日目

に、まだ7分割のまま卵の成長は止まって

しまいました。

 

夫は受精卵の確認ができてすごく喜んで

ました。私は嬉しかったけど、この先の道のり

の長さを知ってるから表には出しませんでした。

だって、また傷つくのが怖いから。

そういうところに感覚のギャップはあるけど、

深刻に真面目に考えすぎる私だから、

ちょっとくらい能天気に喜ぶ人が近くにいて

くれるのは良いことなのかもしれないです。

 

次回の方針

こうして採卵後、初めて受精卵を手に入れた

私でしたが、凍結まで至らず今回も頓挫。

一応次の手を効いてみました。

 

案1:排卵促進の注射をしてから採卵迄の

時間を通常35時間取るそうですが、

私は今回36時間取りました。

まだ未熟卵が多いため、さらに1時間

時間を空けるという方法。

 

案2:自己注射ではなく、通院して自己注射

できない薬剤をうつ。薬を変えてみる、

という方法。

 

この2案を提案していただきました。

ですが、依然未熟卵の割合が高く、

革新的な突破方法も見いだせない感じがあり、

ついにこのあと私は転院を決意しました。