30代不妊治療とお金のリアル

34歳から不妊治療スタート☆現在2年目☆ 子宮頚部高度異形成術後

転院後4回目の体外受精 ~移植周期編~

夢にまで見た胚盤胞へと育ってくれたため、移植周期に入りました。

 

D3

血液検査をして問題がなかったため今周期、移植できることになりました。

移植日=卵胞発育し採卵できると判断される日の5日後

この日はレトロゾールを処方されて、毎日飲むことに。私の卵胞はいつも育つのが遅く、生理周期を整えるためとのこと。卵胞刺激のため処方された薬について質問したところ、

・レトロゾール:卵胞はひとつしか大きくならない。子宮内膜が薄くならない。

クロミッド :卵胞がたくさん大きくなる。子宮内膜が薄くなる。

という違いがあるそうで、移植する時にはレトロゾールが使われるようです。

 

前回、採卵が終わったときに次周期、採卵or移植、を聞かれたのですが、まったくそのことについて考えていなかったので移植と答えましたが、その真意について質問。

現在胚盤胞の貯蓄は1つだけ。その胚盤胞を今回移植し、妊娠したとすると、貯蓄はゼロ。もし第二子妊娠治療を希望するとなると、2-3年後となり、子連れでの治療が難しくなる。また年齢上昇で条件が悪くなることから、まだ若い今のうちに胚盤胞をいくつか貯蓄しておくと良い、という考え方のよう。前回の担当医にはあまり言われなかったけど、この日の担当医は「今回移植する方針は変えなくてもいいけど、もしうまくいかなかったらその(貯卵しておいた)方が良いと思いますよ」という考え方を言ってくれました。

そうなった時は貯卵していこうと思いました。

 

D13

レトロゾールの効果もあってか順調に卵胞が左右ともに19㎜、20㎜くらいに成長していたので、D19に移植日決定。

期待感を持ちすぎないように、移植失敗した際の予定も質問。

移植後は妊娠反応なければその次の周期すぐに採卵できる、とのこと。でも、少しでも妊娠反応があれば採卵しても良い卵がとれないらしくお休みするそう。

この夜、点鼻薬排卵をうながしました。

 

D19

そしていよいよ人生2回目の肺移植、人生初の胚盤胞移植へ。

8:10 受付(移植10番目)

8:18 本受付→採血

9:44 医師から採血結果を聞く→問題なし

~2時間の外出~

11:55 移植受付

12:49 培養士との話

13:50 手術待合へ移動

14:48 移植手術

14:54 ベッドで休憩

15:16 トイレで出血確認

15:23 手術待合退室

15:42 会計

 

2時間外出でランチを取るように言われるのですが、なんとも微妙な時間。近くのファミレスを見つけてモーニングセット(ドリンクバー、スープバー付)を頼みました。濃い味のコンソメスープが不覚にも美味しくて、何度もおかわり。平日の朝のファミレスは一人客が多くて、広々していたので快適でした。ドリンクバーのほうじ茶ラテも想像していたより美味しくて、すっかり満喫リラックスできました。

 

採血結果を伝えられた時には医師から、アシステッドハッチングをすることも聞かされました。ここのクリニックではオプションで選択するというより必ずするみたい。(費用は追加になりますが)。凍結胚移植なので、溶かして卵のまわりの透明帯をはがして移植するものです。透明帯除去には方法がいくつかあって、ここでは①物理的に針のようなものではがす②レーザー③薬品使用のうち、②レーザーでの除去だそう。一部をはがすのではなく、全部はがして移植するのがこちらのやり方。

 

<移植する胚の情報>

胚盤胞の情報も聞きました。まず胚盤胞になったタイミング。受精させてから胚盤胞になるまでの時間は、早い方が良いとのこと。私のは受精後、胚盤胞を凍結できたのが5日目胚盤胞で122時間後。胚盤胞の大きさも教えてもらいましたが、特に気にしなくて良いと。形の評価、一般的にグレードと呼ばれるものは、ランク3の「普通」でした。写真で見ても、そんなキレイな丸じゃない感じ。肺移植時36歳の私は、総合評価でこの胚を移植した時の妊娠率は45~54%という判定をもらいました。5割くらいと聞いて、わりと高いなと思いました。やっぱり卵の質も大事だけれど、年齢も関係してくるんだなと実感。

 

肺移植は痛みもほぼなく(いつも消毒が一番痛い)、一瞬で終わりました。移植した子宮のエコー写真ももらえますが、分割胚移植の時よりハッキリ卵が見える気がしました。あとは祈るのみです。