30代不妊治療とお金のリアル

34歳から不妊治療スタート☆現在2年目☆ 子宮頚部高度異形成術後

不妊治療で転院するメリット&デメリット

S医院での不妊治療を開始するも、まったく

上手くいかず、ついにKクリニックへ転院

することに!妊活開始からトータルでは

1年9か月経過、35歳の時のこと。

S医院の通院期間は1年弱。

その間、採卵5回、移植0回でした。

 

さてこの転院が吉と出るか凶と出るか…

 

転院先での初診

 転院した時に気になったのは、前の病院の

データをどこまで活用してくれるのか、

ということ。

 

検査だけでも結構費用を取られるし、

治療経過もどこまで聞いてもらえて転院先

で活用してもらえるのか、気になりました。

またゼロからスタートするのって気持ちの

上でも重荷に感じてしまうから。

 

検査結果については、一部使いまわして

もらえましたがデータがあるのに再度検査

された項目もありました。

これは病院の方針によるみたいで、

しょうがないところですね。

転院すると、こういうところに余分な費用

が掛ってしまうのはデメリット。

 

抗核抗体はなぜ検査するのか?

転院元で検査しなかった項目で、新たに

転院先で検査したのは「抗核抗体」。

抗核抗体は自己免疫疾患につながるそう

ですが、これが原因で受精障害となって

いるケースがあるようです。

ただし、抗核抗体検査が陽性であっても

特に治療をするわけではないそう。

「じゃあ検査する意味ないじゃない」

と思うかもしれないですが、

打つ手はないが、ただ不妊の原因を

もとめることができるかもしれない、

不妊の原因はこれかもしれない、

と知ることができる。

そのために検査するんだそう。

私は何でも知りたい方なので、賛同。

ですが、抗核抗体に関しては基準値の

範囲内でした。ここに不妊の原因を求める

ことはできず、ということ。

 

未成熟卵が多い原因は?治療方針はどうする?

初診で院長との問診をした中で、未成熟卵

ばかりで成熟卵が少ないことを相談。

過去S医院での採卵数や成熟卵の数、

顕微授精の有無等については割と細かく

初診の前にあらかじめweb入力して送って

ありました。

重ねて使用した薬剤や投与タイミング、

排卵促進注射からの採卵までの時間等、

たぶん嫌がられるくらい押しつけるように

圧強めに院長に伝えました^^;

 

それを踏まえて、

「今の段階では何故未熟卵が多いのかは

何とも言えない。」とのこと。

まぁそうですよね、話聞いただけで

分かったらすごい。

 

転院前後の治療法の違いとして、

Kクリニック院長曰く、

「S医院は低刺激と言いながらも

結構刺激しているし、中刺激くらい。」

だそう。Kクリニックは自然周期から

低刺激周期での体外受精を目指してます。

自由診療だし、病院ごとに刺激の基準が

違っててもおかしくないですよね。

 

あとは卵巣刺激の注射ですが、S医院では

月経3日目から刺激開始していましたが、

Kクリニックでは早くても8日目から刺激。

「そんな早い時期から刺激しても

しょうがない。」んだそう。

やっぱり考え方とかが違うんだなぁと実感。

 

完全自然周期の考え方

いくつか先生からも過去の治療について

質問してくださったんですが、その中でも

印象に残っているのが

「なんで完全自然周期をやったの?」

というもの。

「勧められたからです。」と私。

そして、自己判断で再び刺激周期の

体外受精に挑んだ旨伝えると、

「それで正解。」と言われました。

ここの院長の意見としては、私の過去の

状態で完全自然周期は勧めないということ

のようでした。

自分の判断を肯定されたのは嬉しかったw

そういう意味でもセカンドオピニオンって

大事だなと思いました。

 

転院してみた感想

転院してみて、まずは純粋に良かったなと

思います。採卵後にはますますそう思う

訳なんですが、転院を考え出すってことは、

結果が出なくて悩んで停滞している、

もしくは今通院している病院が嫌、等々の

理由があるかと思います。

 

転院の一番のメリットは、気分を一新できる

ところだと私は思いました。

不妊治療ってほんとにずっと鬱々とした気分

に陥りがちですが、転院すると仕切り直しが

できて「よし、また頑張ろう!」という

気持ちにさせてくれます。

そして、実際の治療面でも不妊原因が新たに

わかる可能性もあるし、治療方法が病院ごと

に違っているので自分に合う方法に巡り会う

ことができるかもしれない、というメリット

があると思いました。

同じ病院でたとえ毎回やり方を変えていた

としても、あくまでその病院のやり方の

範囲内のことであって、もっと根本的に

違う考え方で治療方針を立てている病院が

あるかもしれないからです。

 

 転院は迷ったらするべきだ

と、そう思います。

 お会計

転院して初診、検査費用は20,416円でした。

転院前のS医院での検査費用は26,400円。

今回は重複した項目検査を割愛してもらった

ことを踏まえればどちらも同じくらいかな。

 

次回からさっそく採卵が始まります。