30代不妊治療とお金のリアル

34歳から不妊治療スタート☆現在2年目☆ 子宮頚部高度異形成術後

転院後3回目の体外受精 ~その後編~

転院してから3回目の採卵を不発に終えて、一時期はメンタルダウンしてましたが通常モードに復活。

先生に言われた通り採卵後にプラノバール(ピル)を12錠飲み、生理が来てD3で通院。前回採卵後に次周期はお休みしますと宣言されていましたが、予定通りお休み周期に入ります。

3回目の採卵では卵胞の大きさがバラバラに育ってしまい、それを一度リセットするためのお休み周期です。お休み周期もプラノバールを21錠飲み続け、すると排卵を起こさないそうで、卵胞が育つのを抑え込みます。そしてお休み明けからまた刺激をして卵胞を「よーいドン」で育てていくというプランです。

ちょうど良いタイミングでコロナワクチン接種の予約がやっと取れました。

今のままの計画で行くと、2回目の接種が刺激周期前半と重なるのでそこだけ心配なのですが、いずれ接種しておこうと思っていたのでまだマシなタイミングだったかなと思います。(思うことにしました。)どうか卵胞の発育に影響しませんように。

 

今回当たった先生はすごく人間味のある先生で、いつもQ&Aコーナーを設けてくれます。毎回この先生がいいな。。

Q.1 お休み周期は今後も採卵する都度取らなければならないか?

A.1 いいえ。結果が良くなかったので今回はお休みにする。今後も毎回お休み周期をはさむ訳ではない。卵子は2-3か月かけて育ってきたものが排卵されているから、時間を置いて環境を整えてあげる必要がある。

 

Q.2 プラノバールを飲み終えてどれくらいで生理が来るものか?私は5日後だが。

A.2 通常2-3日後。基礎体温だけが下がって、遅れて生理が来るパターンだと5日後くらいになることもある。特に問題はない。

 

今回の通院費用は、珍しく保険適用でした。

ここのクリニックは保険適用をちゃんと意識してくれている気がします。前の病院だと、保険適用と適用外の診療を同日にすると、全部適用外になっちゃうということでした。詳しい事情はわからないけど、とにかく少しでも支払いは減らしたい汗。

再診と採血(2項目)、プラノバール処方で今回合計2,040円。

保険適用ってありがたい。

 

転院後3回目の体外受精 ~治療費返金編~

転院後3回目の採卵は、無残にも未成熟卵が2個取れるのみで、結局どちらも成熟卵になれず、ということはもちろん顕微授精も実施できずでした。

うじうじと過ごしていると、とある日の昼間、クリニックの受付助成から電話が。

「この前の採卵で成熟卵が取れなかったということで・・・」

という話から入り、「・・・はい。」と気のない返事を私がしていると、

「費用を一部お返ししたいと思ってお電話しました。」とのこと!

想定外の電話に咄嗟の反応ができず、間を置いて「・・・ありがとうございます!(驚)」ととりあえずお返事。クレジットカードで支払ったのですが、返金手続きをクリニックの方でしてくださるとのこと。

・・・ありがたい涙

 

前の病院は採卵して卵が取れても取れなくても費用の返金とかはなかったので、なんて良心的✧と沈む私に嬉しい知らせでした。

結果、採卵日の費用はこうなりました。

239,925円 ⇒ 107,925円

返金される差額は132,000円!!

 

これは大きい!・・まぁそもそもの金額が高いんですけどね。

内訳としては、

採卵費用     :121,000円 ⇒ 55,000円

精子調整、媒精費用: 66,000円 ⇒ 0円

 

卵子が成熟しなかったので採卵費用を引いてくれるのはもちろんありがたい。でも、精子に関する費用がゼロになったのはびっくり。一応当日精子を提出しているので、卵子の成熟有無に関わらず、精子を殺さないように上手い具合に管理してくれてると思うんですよね。そうすると一応人件費もかかってるし、管理するための薬剤?とか?も必要だと思うので、ここのゼロは大きいです。

 

ということで、3回目の採卵費用はトータル107,925円でした。

 

 

 

不妊検査助成金申請とマイナンバーカード

助成金の申請から受給まで

不妊治療の入り口である不妊検査。

この検査にも助成が受けられる自治体があります。

私はてっきり全国一律でやっているのかと思っていましたが、そういう訳でもないみたいです。

私の住む自治体では上限を5万円として助成が受けられるとのことで、ありがたく申請させて頂きました。

申請するために、病院で医療費控除対象の診断書のような文書(3,300円の高額文書)を出してもらったり、戸籍を取り寄せたり、少しずつ面倒なことをして郵送のみでの受付でした。

 

〈申請スケジュール〉

 申請日:8/31

 承認日:10/29

 振込日:11/20

 

申請してから3か月弱で振り込まれました!

これが年度末とかの申請になると、申請期限ギリギリの申請者殺到があって受給ももっと遅れてしまうみたいです。

 

不妊治療下でのマイナンバーカードメリット

この前後、悩んで放ったらかしていたマイナンバーカードを申請しました。

マイナポイント5,000円分が受け取れた時期だったので、申請から受け取りまでもかなり時間が掛かってストレスでしたが、コンビニで証明書発行のための登録までなんとか終えました。

結果、コンビニで証明書発行ができるのはかなり助かってます。

今回の不妊検査を経て、体外受精等の特定不妊治療に進んだ際には更に助成を受けることができますが、都度申請をするのに証明書が必要な場合があります。そんな時、役所へ行かずとも近所のコンビニで手軽に証明書が発行できるのはかなり助かります。

特に、戸籍は本籍地が遠方だといつもこの時くらいしか使わない小為替をわざわざ郵便局で買って、切手を貼った返信用封筒を同封して、郵送往復分の時間を待って・・・という時間とお金のロスが一気に解決します。

証明書発行そのものの費用も、コンビニ発行の方が安い自治体もあります。

マイナンバーカードも住民基本台帳カードと同じような運命を辿るのでは、、と悲観的な考えを持っている方ですが、この点はすごく満足♪

でも、コンビニ発行に対応していない自治体もまだあるみたいなので、それができないなら私にとってはマイナンバーカードの魅力半減です。

また、不妊治療を含め、年間の医療費が10万円を超えた時に医療費控除の申請をしますが、この時の確定申告にもマイナンバーカードで便利に申請できることを期待しています。前回は紙ベースで提出したのですが、今年は電子申請をしてみるつもりです。

ただ、確定申告するまでの設定等の事前準備が多そうなので、今からちょっと恐れてます。国税庁のHPってほんと見にくい。誰かもうちょっと整備してほしい(;_;)

 

転院後3回目の体外受精 ~採卵編~

前回の通院で絶望的状況と受け止めた私は、ほぼ希望を持たず、1%くらいの可能性を求めて採卵へ。 

採卵日当日の流れ

Kクリニックでの無麻酔採卵は3回目です。

 

08:25 受付、精子提出

09:05 採卵待ちのベッドin

09:55 手術室前へ移動 

10:00 手術室で採卵

10:05 採卵終了してベッドへ戻る

10:35 ベッドから脱出

10:50 培養士との面談

11:14 医師との面談(5分)

11:45 お会計

手術室にて

今回の採卵の先生は女医さん。前回と同じ先生かは暗くて見えなかったけど、前回ちょっと痛かったから覚悟して臨みました。

そしていよいよ採卵していきます。

前々日に既に27㎜の大きな卵胞があったため、その卵胞に成熟卵が入っていることを祈っての採卵でした。

ところが!採卵の先生「ん?27がない…。27がない。排卵しちゃったのかな。。」

と、まさかの今回唯一頼みの卵胞、というかそのせいで採卵が早まった張本人の卵胞が消えていました。期待感ゼロで臨んだのでその瞬間も何も感じませんでしたが。どこか他人事のように「あーなくなっちゃったんだ。」くらいにしか思いませんでした。

今回、結果はともあれ採卵の痛みはそれほどなかったのが救いでした。採卵中は手をおなかの上に組まされるのですが、今回初めて看護師さんがその上から手を置いて励まして?くれてました。人のぬくもりでした。

採卵結果

今回は、完全にまだ排卵期でない小さい卵胞をそれでも4個刺して、2個採卵でした。

が、2個とも未成熟卵。

ここまで想定内。

 

卵1:未成熟卵(GV)

卵2:未成熟卵(GV)

 

ターゲットにしていた大きな卵胞が消失していたことにはびっくりしましたが、今回の採卵はMax.が成熟卵1個の予定だったので、白けた気分のまま事実のみ受け止めました。

培養士面談

採卵後は培養士さんと面談があります。

通常、成熟卵が取れたら当日中に顕微授精するみたいですが、GVの卵の場合は翌日まで成熟卵になるかを見てから実施するそうです。

今回も精子に異常なし。

 

Q.1 未成熟卵(GV)の成熟卵になる確率は?

A.1  翌日50%くらいの確率で成熟卵になるとのこと。ただし、その後の医師面談ではGVなので難しいかもというニュアンスで言われました。

⇒未成熟卵の中でももう少しで成熟卵になりそうなランク(MI)だと80-90%成熟卵になるそうで、事実前回はMIが成熟卵になりました。でも、GVが成熟卵になったことはないし、仮に成熟卵になったとしても質の良いものでないのでは?と思っているのでほぼ期待してません。

 

Q.2 顕微授精にすべきか?

A.2 GVから成熟卵になったとしたらその卵に対するふりかけ法は厳しい。この場合は通常顕微授精でやる。

 

Q.3 受精活性化のためのオプションを加えるべきか?

A.3 これまでの2周期の顕微授精で成熟卵8個に対して未授精(0PN)が3個(受精率60%)。そろそろ考えてもよいかもしれない。

 ⇒前回面談の時にはまだ絶対やらないといけないレベルと言われていなかったのでやるつもりはなかったのですが、今回の培養士さんの反応を見て「やった方がいいんだろうな」という雰囲気を感じ取ったので、仮に今回顕微授精できたとしたらお願いすることにしました。ちなみに費用は掛からないとのこと。

 

Q.4 培養を中止することはできる?

A.5 できるが医師へ相談して夫婦の承認が必要。採卵して取れた卵はどんな状態でも培養まではさせてほしいというのが病院側の意思。

⇒いやもうこの卵はきっと成熟卵にならないと思ったので、しかも仮に成熟卵になったとしても受精も難しければ胚盤胞まで持っていくなんてポテンシャルないだろうって思ってしまったので聞いてみました。費用と期待を掛けるのがしんどいし。思ったより培養中止はハードル高そうなので断念。

 医師との面談と採卵後の予定 

医師との面談の開口一番、「今回卵胞の大きさがバラバラだったので、次の周期はお休みします。」と言われました。本当は続けて採卵したかったけど、また不揃いな卵胞たちだと困るので、急がば回れでお休み期を受け入れました。

1か月休んで次の採卵でも凍結胚移植になるから、どんどん先送りになって歳を取ることに焦りみたいなものが出てきました。

そして採卵日からピル服用の指示が出て、次の周期もピルを継続して服用するかもしれないとのこと。前回人生初のピルを服用して体調不良になったので、1か月も継続して飲みたくないと一瞬思いましたが仕方ないです。

 次はD3でまた通院することになりました。

お会計

採卵準備から採卵日当日までの費用は、

239,925円でした。

※顕微授精費用や培養費用は含めず。

ろくな卵取れなかったのに高い・・・涙

 

この日のランチは前から気になっていたアジアンカフェへ。

サラダビュッフェ+パン食べ放題+メイン=1,000円でした。

ウェイターの40代男性がほんとよく気が利く感じで満足^^

 

転院後3回目の体外受精 ~採卵準備編~

不妊治療開始してから転院、合計7回目の採卵もあえなく失敗。

ただ転院前に比べて微々たるてものではあるものの、手ごたえを

感じているため再々度Kクリニックでの8回目の採卵、体外受精

に踏み切りました。

不妊治療で病院通院後1年5か月経過、自己流妊活開始からちょうど

2年経過時のお話。

 

採卵までの通院回数

D2、D8、D10、D12の計4回通院して採卵日がD14で決定しました。

D2、D8、D12は通常の血液検査やエコー。D10は注射のみ。

 

採卵日急遽決定

私は多嚢胞性卵巣気味ということもあってか、いつも排卵時期が

遅く、卵胞も育ちにくい。今回もD8のエコー確認で、医師からは

「まだまだ卵胞が小さいです。今回もまたD16くらいとかに採卵

になりそうですかね~。次の診察はD14とかでも良いかもしれない

ですね~。どうしますか?」とニヤニヤ言われました。

D8の先生は私がすごく苦手としている50代くらいの多少高圧的な

 

男の先生。「『どうしますか?』ってどういうこと!?笑

診察の日を患者に決めさせるって、どういうこと?

『次はいつ来てください』って言ってほしい!」という気持ちを

抱いて「D14迄に卵胞が大きくなっていてタイミングを逸すること

はないですか?」と聞きました。

すると、「それじゃあD12にしましょう。」と言われ、来院が

決定しました。

なんだか医師側がリスクを取りたくない感じが垣間見えました。

 

そしてD10の注射日を経て、D12に診察のため通院。

エコーで左の卵胞を確認する。まだまだ小さいのばかり。

まぁ予想通りでした。次に右の卵胞を確認。ちょっと見え辛くて

おなかを押されます。小さい卵胞が見えたな~と思ったら、

突然1個の巨大卵胞が出現!!内診室のカーテンの向こうで、

先生の「あーーー(こんなのあるよー)」という声。

私も画面で他の卵胞とは明らかに大きさの違うモノを見て

「うっ」と思います。

 

診察室へ移動して、先生から突出して大きい27㎜の卵胞が1つだけ

あることを告げられます。

血液検査でのホルモン値はまだまだ排卵のサインは出ていないものの、主席卵胞の大きさで採卵日を決定するため、卵胞の大きさだけ見ると「翌々日が採卵」となる大きさ。

この時の先生の見立てとして、「この主席卵胞は遺残卵胞(前の周期で残っていたもの)かもしれない。空胞(卵子が入っていない卵胞)の可能性もある。」ということでした。

なので、翌々日に採卵しても「良くて成熟卵が1個」というもの。

しかも、このように卵胞の大きさがバラバラになっているケースは採卵結果が芳しくないらしい。翌々日までに他の小さい卵胞が多少大きくなるとしても、今までの採卵周期実績からして私の卵胞が成熟卵の取れる程には大きくならないことはその時点で予想がつきました。主席卵胞が空胞の可能性もある中、他の卵胞にも期待感が持てない。「あー今回は終わったな。」ってその瞬間思いました。

それであれば、と、質問開始。

私「採卵日を先送りして小さい卵胞を育てることはできないか?」

 Dr.「ギリギリの選択肢として、明日再度検査して、排卵リスクは理解してもらった上で採卵日を1日伸ばすことは可能。」

私「その時のデメリットは?」

Dr.「一番大きい主席卵胞を『捨て』て、他の卵胞を育てようというやり方はあるにはある。ただ、排卵リスクの他に、もし主席卵胞だけが排卵した場合に他の小さい卵胞がもうそれ以上育たずしぼむこともある。基本的には主席卵胞の大きさを見て採卵日を決定する。」

というものでした。

これまでの経験則から言って、たぶん他の小さい卵胞が大きくなるにはD12にもゴナール注射を打って、D14に診察してD16に採卵、という流れ。でも今回、D12に注射も打たずだと、採卵日がD14でもD15でも結果に変わりはないと思った。この状態で1日採卵日をズラしたくらいじゃ成熟卵は取れない。

先生にも「もうこれは結果論でしか話せない内容だから、ここで私が悩んでもトマトさんが悩んでも分からないこと。」と言われ、腹をくくって先生の指示通りのD14採卵を決定意思を伝えました。

この日が一番辛かった。

やっても成果が得られないと思っている採卵に時間とお金を費やして、痛みを伴って臨まなければならない。無力感がとまらない。気を抜くと涙が溢れてくる感じがして、それでもなんとか帰宅して、夫に当たり散らすように泣いてしまった。

なんでこんなに上手くいかないんだろう。

あと何回採卵すればいいの?

やだやだやだやだやだやだ―――――――

子どもは明確に欲しい。なのにこうも上手くいかないと、本当に自分は子どもが欲しいのか分からなくなってくる。こうしている間にも歳を取ってしまうこと、高齢で出産して育児が果たしてできるのか、負の感情だらけでどうしようもなく全てを投げ出したくなってしまう。

純粋に子どもは欲しい。でも不妊治療はしたくない。妊娠率は年齢と共に下がる事実。今は不妊治療が一番妊娠に近い気がしている。少しでも早く子供が欲しい。1歳でも若い時に子どもを持ちたい。

今は真っ暗闇の中にいて、距離感もわからないくらい果てしなく遠いところを目指して裸足で歩いている感覚です。一筋の光も見えないし、可能性も全く感じない、妊娠する日なんて想像も妄想もできないくらい未知。

一人で負のオーラを発散しながらしばらくすると少し落ち着いて、結局また切り替えてトライするしかないと冷静さを取り戻します。

採卵日を決めた当日は過去一番と言ってもいいくらい荒れたけど、翌日には落ち着いて、さらに翌日の採卵日に備えました。

もう無になって臨むしかない。万一でも可能性はゼロじゃない。

そう思い込んで採卵日を迎えました。

 

<前回採卵日決定時のホルモン値>

 E2:2103pg/mL

 LH:7.8mIU/mL

 P4:0.6ng/mL

 FSH:6.9mIU/mL

<今回採卵日決定時のホルモン値>

 E2:790pg/mL ←ここがだいぶ違う

 LH:8.0mIU/mL

 P4:0.4ng/mL

 FSH:8.8mIU/mL

 

今回の使用薬剤

クロミッド9錠(前回比-2)
・ゴナールエフ150×2回(皮下注射)
ボルタレン座薬3錠
点鼻薬3プッシュ

 

転院後2回目の体外受精 ~培養結果編~

全然ダメダメだった転院後二回目の採卵。

 2個の成熟卵は2個とも受精せず。

結果だけはメールで知らされていましたが、

具体的な内容について培養士さんに聞きました。

 

今通っているKクリニックでは、医師の他に培養士にも話を聞く

ことができます。ただ、通院当日のスケジュールに培養士の話を

聞く機会はなかったので、こちらから受付に培養士面談を依頼

します。ところが、この日は休日だったこともあって診療時間が

午前のみのためか混みあっているとのこと。食い下がるも今から

予約すると5時間後の面談になると言う。それはちょっと・・・

とひるんでしまい、結局まずは医師との面談で話を聞くことに。

医師との面談時、培養の結果について詳しく聞きたいと言うと、

「それなら培養士の方が良い」と言って、内線して培養士面談の

予約を取ってくれました。すると、30分も待たずに培養士と面談

できました^^;やっぱ医師の権限強いのかな。

 

培養結果詳細

説明してくれたのは女の培養士さん。培養士さんはいつも優しい。

まず、成熟卵の数は遅れて成熟したものを含めて3個。

10時に採卵した後、成熟卵として確認できた時間を聞く。

卵1:10:31

卵2:10:31

卵3:13:32

 

そして、顕微授精できる状態(MⅡ)と確認できた時間

卵1:12:52

卵2:13:32

卵3:16:35

 

さらに、受精結果と結果が判明した時間。

卵1:3PN 採卵翌日の13:47

卵2:3PN 採卵翌日の13:47

卵3:0PN 採卵翌々日の7:43

 

結果としては異常受精(3PN)が2個、

未授精(0PN)が1個でした。

前回の採卵結果でも未授精(0PN)が2個。

 

時間まで教えてもらったのは初めてでした。

別に時間なんかわからなくてもいいけど、状況が詳細に理解

できた気がしたので良かった。

この結果を踏まえて培養士さんに質問していきました。

 

Q.1 異常受精だった原因は?

A.1 3PNだったから。

 3PNの状態とは・・・

①多精子受精

卵子が異常な受精を起こした

上記のいずれかだそうです。

ただし、顕微授精の場合は精子を一匹だけ取って受精させて

いるから、①にはなりえない。ということで、②になります。

今回私は顕微授精をしたので卵子が悪かったということ。

転院前、ふりかけ法での体外受精をした際、3PNになった

ことがありましたが、その時は多精子受精だと言われました。

でも、ふりかけ法の場合①と②の見分けはつかないみたい。

 ということは、以前から②だったのかもなぁと発見が

ありました。そして、自然妊娠を狙ったタイミング法でも

体内で同じようなことが起きていたのかも、、と思うと、

また一つ不妊原因らしきものを知れた気がしました。

 

Q.2 今回受精率0%だったので、次回は顕微授精の際に

受精を促す「活性化」(オプション)をした方が良いか?

A.2 活性化は受精反応を起こさせるもので、0PNには

効果があるが、3PNは異常受精だが受精反応自体は起きて

いる。活性化をしても3PNになる可能性もある。

今回、全部0PNなら勧めるが、やらなくても可という結果。

 

Q.3 ふりかけ法はやめておいた方が良いか?

A.3 希望があればやっても良い。

稀に結果としてふりかけ法の方が顕微授精より良い人もいる。

ふりかけ法にトライして、受精反応なければ後から顕微授精

することもできる。

―――まだ転院後にふりかけ法を試していないのは一つ

気になるところ。病院ごとにふりかけ法もやり方が違うそう

なので、順番に試してもよいかも。

 

Q .4 後から顕微授精(レスキューICSI)することの

デメリットは?

A.4 顕微顕微授精のタイミングが6時間後となり、

採卵から受精までの時間が長くなると異常受精が増える

リスクが高まる。

―――これを聞くと一つの卵も無駄にしたくない気持ちが

働いてしまってやっぱり最初から顕微授精した方が良いかな

と思ってしまう。

 

Q.5 ふりかけ法→レスキューICSI→活性化の流れ

を実施することも可能か?

A.5 技術的には可能だが、実施ケースがあまりない。

そもそも、活性化が必要な人はふりかけ法を選択しないから。

――—そりゃそうか。。^^;

 

Q.6 顕微授精でも受精率低いということは、自然妊娠

は厳しいのか?

A.6 体内でも受精自体はしていたとしても0PNや

3PNとなっていた可能性はある。

――—これを確認する意味でもふりかけ法をやるという

選択肢を消せない。

 

Q.7 今回成熟卵が取れなかったので、次の周期でまた

刺激→採卵を立て続けに行っても大丈夫か?

A.7 体調と血液検査(ホルモン値検査)で採卵周期に

入って大丈夫か判断する。連続してできるようプラノバール

で体を調整している。←医師に質問した際の回答。

培養士さん曰く、続けて採卵しても、お休み期間を挟んでも

悔過はあまり変わらないとのこと。

 

今後の方針

医師と培養士へのQ&Aを経て、帰宅後夫と相談。

 

1⃣活性化はまだやらない。

2⃣成熟卵5個(もしくは4個)以上あれば1個ふりかけ法を

取り入れてみる。(レスキューICSI有)

 

ということに決めました。

一度転院すると、次の転院も頭の隅っこに浮かべながら

通院するようになります。転院する前に、その病院で

取れる選択肢を全て試したいと思っています。

ただ、まだもう少しここでお世話になるつもり。

 

お会計

前回、採卵までのお会計は済んでいますが、採卵後の

培養とか顕微授精の費用が33,000円でした。

 ということで、転院後2回目の治療費用は

合計で278,541円でした!!

あんまり掛からなかった~♪と言っても今回何も成果出ず

だったので、お金だけが消えちゃったと思うとつらい。。

転院後2回目の体外受精 ~採卵後の痛み編~

腹痛の原因は何なのか

私はこれまで合計7回採卵してます。

でも、採卵後の痛みはあまり感じたことが

ありません。ところが、今回7回目の採卵後

いつもより下腹部の調子がよろしくない。

採卵後一週間経過していますが、なんだか

不快。卵巣のあるあたりがなんとなく痛い。

 

私は子宮頚部の高度異形成で手術をした

ため、経過観察で不妊治療以外にも婦人科へ

通院しています。現在は半年毎ペースで通院

してますが、ちょうど今回採卵後に通院する

ことに。子宮頚部の細胞診に合わせて、費用

は別途追加でかかりますがエコーをお願い

しました。すると左右の卵巣に直径3㎝程度

の血の溜まりがそれぞれあるとのこと。

これがあるので痛かったとしてもおかしくは

ないということでした。

「血の溜まり」(腹腔内出血か?)は採卵の

時に出血したもので、採卵で針を刺している

んだから仕方のない話です。ただ、これまで

の採卵後はそんなに痛くなかったから、

あと過去の採卵でこの「血の溜まり」がどの

くらいあったのかは謎なので、何とも言え

ないけどちょっと不安。

徐々に消えていくものらしいですが、

これが翌採卵周期に残っていても影響はない

のかな?そこが気になる。

今度聞いてみよう。

 

腹痛の原因は何なのか2―――ピルの影響

腹部の痛みに加えて採卵後、食欲不振に。

 

私は正社員で仕事をしているときは3か月に

一度程、四半期毎のストレスの掛かりそうな

時期に毎度おなかを壊していました。

おなかを壊していると言っても、吐いたり

下したりではなくて、単に食べられない。

常に膨満感があって、一週間くらい食欲が

湧かず、ヨーグルト、ゼリー、うどん、豆腐

カステラみたいな消化の良さそうで栄養の

取れそうなものを中心とした食生活を送り

ます。そうして一週間で体重を5%程落とし

そのうちに食べられるようになって復活、

というサイクルを送っていました。

 

なので、もしかしたらそれが巡ってきただけ

かもしれませんが今回思い当たるいつもと

違う事。

それは採卵後からプラノバールを一日一錠

服用していること。

プラノバールはピルです。

「ピル」については聞いたことはあっても、

服用は人生初です。

 

プロノバール(ピル)服用で医療機関受診

が勧められている症状としては

 

①突然の足の痛み・腫れ

②手足の脱力・マヒ

③突然の息切れ、押しつぶされるような

 胸の痛み

④激しい頭痛、下のもつれ

⑤突然の視力障害

 

ということで、私は当てはまらず。

これに当てはまると血栓症の疑いがある

みたいです。

 

ただ調べてみると、副作用として消化器系の

症状が出るようなので、おそらくそれも関係

しているのかも。副作用一覧に「腹痛」も

入ってました。

 

他に体重増加、という食欲不振と真逆の症状

もあるようです。個人差があるんですね。

 

プラノバールは採卵日夜から12日間分処方

されたので、もうしばらくの我慢と思って

とりあえず処方された分を全うします。